弁護士インタビュー
Q:先生は相続事件に関してかなり幅広く相談を受け付けている印象ですが、なぜ相続事件に注力されていらっしゃるのでしょうか。
本ホームページ開設のきっかけにもなっていますが、相続は、一生に一度か二度多くの方が経験する問題です。
そのため、紛争に無縁の方についても、潜在的には誰もが相続トラブルの当事者となる可能性を秘めています。
相続トラブルは、トラブル当事者が身内であるために、どうしても感情論になりがちで話が進まないことが往々にしてあります。
とりわけ、大切な方が逝去されたことが相続の発生原因となるため、精神的に不安定な状況において話し合いを行わなければなりません。
また、通常の事件であれば、たとえ喧嘩別れした場合や全面的に争った場合であっても、その後相手方と接触をすることが少ないため、精神的な負担は少ないです。
他方で、相続トラブルの場合には、たとえ相続トラブルが解決をしたとしても遺恨を残した場合には、事件解決後も一生わだかまりが出来たまま強いストレスに苛まれることも少なくありません。
このように、相続トラブルは、大切な方の逝去というただでさえ悲しい出来事のうえに発生する問題であり、通常の事件とは性質を異にします。
大切な方を亡くされた方がこれ以上悲しい思いや苦しい思いをされないために、少しでも自分にできることがあればとの思いで相続事件に日々注力しております。
Q:先生の時間が取れる場合、電話での相談にも対応しているとのことですが、他の法律事務所ではそれほど見かけないように思います。電話相談に対応されている理由があればお教えください。また、電話相談はどのような方に利用してほしいとお考えですか。
この業界に長くいると弁護士もありふれた職業に感じてしまいますが、まだまだ一般の方にとって弁護士は身近な存在ではないため、法律事務所まで出向くことに躊躇される方も多いかと思います。
また、法律事務所へ来所されることに心理的な抵抗が無い方であっても、お仕事やお怪我の影響で現実的に足を運ぶことが困難な方も多くいらっしゃるかと思われます。
そのような理由で弁護士からの助言が受けられず一人で悩まれている方を少しでも減らしたいと考えていますので、電話相談サービスを実施することにいたしました。
そのため、法律事務所に出向くことに抵抗のある方やご足労頂くことが困難な方は、お気軽に電話相談をご利用いただければと思います。
Q:最後に先生のホームページを見て、相談しようと考えられている方にメッセージをお願いします。
まずは、大切な人を亡くされたこと心からお悔やみ申し上げます。
このサイトをご覧になっている方々の中には、トラブルに直面し、暗い気持ちや不安な気持ちを抱えている方や誰にも相談をすることが出来ずに困っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、そのような方々に寄り添って親身にお話を伺うことにより、ご相談にみえた方々のご不安を少しでも解消し、前向きな明るい気持ちになるようにサポートさせていただきたいと思っております。
とはいえ、ほとんどの方は、日常生活において弁護士とは無縁の生活を送っているでしょうし、「まだ弁護士に相談するほどの問題じゃないから、トラブルになってから相談すればいいや。」「弁護士に相談しても小難しい話ばかりされそうで心配だ。」などのお思いから法律事務所に行くことを躊躇される方も多いかと思います。
しかし、実際にご相談頂いた方からは、「先生に相談して本当に良かった。もっと早く相談に来ておけばよかった。」「こんなに親身になって話を聞いてくれるとは思わなかった。弁護士に対するイメージが変わった。」などのお声を多くお寄せいただいております。
そのようにおっしゃっていただけることが私の何よりの喜びでもあるとともに、まだまだ弁護士に対するイメージ像と現実との差を痛感しております。
私は、ご相談者様のご希望を最大限に尊重し、時には相手方と徹底的に戦いますが、その一方で、感情的には納得できなくても、出来るだけ早期に新しい人生を始める方がご相談者様にとって良い場合もありますので、あくまでもご相談者様にとって一番良い解決を目指し、全力でサポートさせていただきます。
今日からは、もう一人で思い悩まないで下さい。お悩みの方は、どんな些細なお悩みでもお気軽に弁護士までご相談ください。
インタビュー:法律相談お探しネット(https://www.houritsu-navi.com/)