最判昭和33年10月14日

本件土地の元所有者亡Bが本件土地をCに贈与しても、その旨の登記手続をしない間は完全に排他性ある権利変動を生ぜず、Bも完全な無権利者とはならないのであるから、右Bと法律上同一の地位にあるものといえる相続人Dから本件土地を買い受けその旨の登記を得た被上告人は、民法一七七条にいわゆる第三者に該当するものというべく(大正一四年(オ)三四七号、同一五年二月一日大審院民事聯合部判決、民事判例集五巻四四頁参照)、前記Cから更に本件土地の贈与を受けた上告人Aはその登記がない以上所有権取得を被上告人に対抗できないとした原審の判断は正当であり、所論はこれと反対の立場に立つて右の判断を攻撃するもので、採用できない。

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